12/14/2006

中国外交官の飲酒運転検査回避策

フランス新聞社ソウル発:中国外交官の一人は火曜の夜、乗用車のドアをロックし、車内で八時間半に亘って自閉、以って警官の飲酒運転テストを拒否した。韓国警察当局が水曜日に開示した情報によると、火曜の夜韓国警官の検問に引っ掛かっり、アルコール反応テストを受けるさせよとした。この外交官はテストを拒んだ上で身分証明の提出を拒否、ほかの三人の同乗者と車内に閉じこもり、水曜の朝になって、韓国外務省と中国大使館の斡旋でやっと解放された。

後に、中国外交官は韓国警察に証明書と事故上申書の提出を承諾し、現場を離れた。中国大使館はこれを双方の「誤解」とし、当外交官の飲酒運転を否認している。

「酔っ払って韓国も自国も分別できなくなったのでは」と中国のインターネット掲示板はコメント。

うん、十分あり得る。

12/11/2006

中国全国婦人連合会の否定は何を意味するのか

先日このブログで、「香港の『明報』の報道によれば、前回の深圳の街頭キャンペーンについて、中国婦人連合会は人権侵害と法律無視として、中国公安部に抗議し、当局は地元担当幹部の責任追及が始まっているところだ。」という一説を引用したが、これはどうも誤報だった。

12月7日、『中国青年報』の取材に対し、連合会責任者は「全国婦人連合会はこの事件に対し態度を表明した事はなく、海外報道は道端のデマに過ぎず、無責任の極みである。当連合会はこれまで意見をしたことはないし、今も意見する積もりがない、公安部に内部抗議云々はなおさらあり得ない。」と、抗議したことをきっぱり否認した上で、抗議そのものの正当性さえ否定しているのである。

抗議が事実であるなら、それは中国の法治観念の進歩であり、自らの法を守る姿勢の表れであるにも係わらず、この否定は一体なにを意味するのであろう。

中国婦人連合会の規程には、「婦人の権益を代表、保護する」の文言が明記されており、今回の場合、その規程は無視されただけではなく、中国婦人連合会は人権侵害を黙視、黙認した上で、深圳公安当局の違法措置に賛同する意志を公にしたのである。

法治がなくして、中国は「大国」への道を歩んでおり、忌々しく思わないほうが無理な話だ。