11/01/2006

中国軍部が北の核実験に激怒?

(博讯2006年10月30日)
今月27日発行の香港週刊誌『動向』の最新号によると、中国軍部は北朝鮮の核実験に激怒し、援助を全面中止と同時に、中国ピョウヤン駐在大使の召還を求めた。

報道によると、北朝鮮は核実験の25分前、労働党中央連絡部より中国外務省に打電通告をしている。これを受け、中国共産党中央対外連絡部は即座に北朝鮮労働党中央連絡部に連絡を取ったが、北朝鮮は「我々は既に中国政府への尊重を表しており、中国側も我々の主権を尊重して欲しい」と返答。

『動向』の記事によると、中国指導部がその直後に召集した党と軍の合同会議の席上、国家主席の胡錦涛は「勧告に従わず、理性を喪失した行為であり、北朝鮮はこれによって信用を徹底的に失うだけでなく、好き勝手に事件を起こし、緊張局面を作り出した。」 と断じた。

会議中、党と軍部指導者は4つの決定を下した。その主な内容は、核実験を阻止できなかったために生ずる災難を警戒し、対応する;北朝鮮の内部情勢を密接に観察し、動向を把握する;韓国、米国、日本、ロシアの反応と日米両国の対応に注目する;第64集団軍と第16集団軍を北朝鮮国境沿いの北部地区に配備、局面の悪化に備える。

『動向』は更に、北朝鮮が3日に核実験を実施すると宣言した後、中国は中央弁公庁主任の王 剛氏と中国人民解放軍副総参謀長の張 黎氏をピョウヤンに急派し、金正日に胡錦涛の口頭メッセージを送っている。

このほか、香港『信報』は27日、時事評論家邱震海氏の投稿を掲載し、「北朝鮮が若しも二回目の核実験を強行した場合、中国は外交的な手段を放棄し、「北朝鮮打撃」賛成組みに転じ、金正日政権の転覆も視野に入っている。」と指摘した。

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